1999年7月

街といって連想すること・・・
私の父が転勤族だったこと、自分自身の数回の転職から居住が変わったことで、
あちらこちらの街を思い出す。

  四国高松●/香川県高松市昭和町&二番町
    畦野/兵庫県大和西
   吉祥寺●/東京都武蔵野市吉祥寺南町
   牧園町/鹿児島県姶良郡牧園町万膳
    中野●/東京都中野区沼袋
    広島●/広島県広島市中広
    清水●/静岡県清水市三保
   桜上水●/東京都世田谷区桜上水
   八王子●/東京都八王子市元横山&泉町
    出雲/島根県出雲市大津
    小平●/東京都小平市学園西町
   中河原●/東京都府中市住吉町
    橋本●/神奈川県相模原市橋本
    笹塚●/東京都渋谷区笹塚
   南青山/東京都港区南青山
  多磨霊園●/東京都府中市白糸台
多摩センター●/東京都八王子市堀の内
    調布●/東京都調布市国領
    国立/東京都国立市富士見台
   西葛西●/東京都江戸川区西葛西
    平群/奈良県生駒市&平群郡平群町
    西船●/千葉県船橋市印内
  下総中山●/千葉県船橋市二子町

思い出すまま書き連ねたらこの順番になった。ハテ?なぜだろう???

ずーっと見ていたらなんとなく規則性が見えてきた。
最初の方は全体の中で、好きな街か思い出深い街で、
最後の方は現在から単純に遡っただけのようだ(中ほどは記憶の関連性が
強い街が近くに並んでいるようだ)。

しかし、こうやって振り返ると、つくづくあちこち動いているなと思う。
「ご出身は?」と尋ねられて面倒くさくなるのはこの通りだからだが、
最近、四国高松がとても懐かしく心の故郷のように思える。
それから、東京近郊の居住が長いがひょっとすると私は
東京が嫌いになってきているかもしれない。

四国高松・東京

四国高松が好きで、東京が嫌い・・・。
まぁ、東京が嫌いといっても、やはり長年住んでいることもあり、
便利さ、面倒な周囲とのつきあいとほぼ無用なこと、センスのよさ、etc・・・
こういった東京ならではの良さが身近からなくなれば、それはそれで恋しくなるのだと思うし、
こういった面はむしろ好きなのだと思う。
四国の高松というところは、自転車で気軽に移動出来る距離感に、海・山・川が豊富にあることだ。
夏は蝉がもうたくさんというほど鳴き、夕方になると凪が発生しムンムンとする。
日没後に急激に寒くなる日は海から濃霧が立ちこめ、
狭い瀬戸内海を航行する船舶が衝突防止の為に霧笛をボーボーッと鳴らす。
また、山が近い為、山側が風上の日はマイナスイオンをたっぷり感じられる風和まされる。
もちろん草木の香りも感じることが出来る。
このように、一年を通じて、ふんだんに様々な自然現象のど真ん中に生活していることを実感出来る。
そういえば、夏は水不足で、毎年節水や断水があった。。。
水不足に悩まされるので池も多く、蛙、鮒、アメリカザリガニをとってよく遊んだものだ。。。懐かしい。
雨や風向きで、『この後、天候はこうなる』ということが経験則上はっきり分かる、自然の香りというものがあった。
東京では、あまり感じられなくなったが、雨の香りというものは、東京でも時々感じることが出来る。
その度に高松の自然が思い起こされる。
他の側面では、教育が非常に熱心なことが挙げられる。日教組はない。
PTAも原則先生の味方で、まさに、子ども対親(大人)の全面対決だったような雰囲気がある(よい意味で)。
まさに大人(先生&親)が一枚岩となって、健全な成長を促す教育を実践していたように思う。
小学校の高学年からは、先生が科目別に変わり、小学生にしてはかなりレベルの高い教育を受けることが出来る。
そして、いまでは体罰などが問題になっているが、怖い先生が学年に一人か二人かならずいて、
いたずらをやらかしては、激怒されていたことが懐かしくも楽しい思い出として記憶が蘇る。