1.システム開発のいろは

 ※非IT企業で、全般的にシステムに関するリテラシーが低い場合

社内で○○システムを構築しようとした時に、
当該システムのC/O(カットオーバー)後に、関連する部署の業務分掌に影響があるであろう部署に相談し、指示を仰ぐなり、それぞれの専門部署の知見を賜るなどのことをしなければならないことは当然なハズだが、これが出来ない。

これは、そのままセキュリティや運用管理要件の不備に繋がり、そのまま二重投資に至る。
特に、O/L(オンライン)での他システムとのI/F(インターフェース)があったり(I/F先が他企業NWなら尚のこと)、そのシステムが扱うDATAが機密情報(個人情報を含め)を扱う場合は先のようなプロセスを必ず踏まないとならない。

 例えば・・・企業のWebサイト一つとってみても、

  ・法務の観点 → 法務部
  ・広報の観点 → 広報部
  ・販促の観点 → マーケティング部門
  ・技術の観点 → 情報システム部門

  と複数部署の知見の集大成としなければならないことは容易に想定出来ると思う。

皆様の会社のWebサイトの作り上げ方はいかがであろうか・・・

ここで、問題になることが一つある。

人はあることを自分以外の外に発信する際(この話では社内)に、
『あの人とこの人に言っておけばいいだろう・・・』という、情報を伝える発信先のレンジが、人によって大きく異なるという問題がある。
同じ会社の中なのに、伝達の上コミュニケーションの必要有りと思う範囲というものが、どうしてこうも異なるのかと思う。
 ※勿論、入社1〜3年の社員と10年あるいは20年それ以上の社員とでは社内人脈の深さや広がりが異なる。
   従って、この差異は仕方のないこととして見てもである。

何故、こうなるのかと考えるに、やはり、プロジェクトユニットというものが存在しないからなのではと思う。

続く・・・

センサー
相手の立場に立って考えるとは・・・
ITセンスのない人